ドッグフードの原材料と成分

犬にからあげを食べさせるのは危険!からあげに潜む危険性や誤食したときの対処方法について解説

犬にからあげを食べさせるのは危険!

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愛犬にからあげを与えるのはおすすめできません。

から揚げは揚げ物の定番なので好きだという人が多いと思います。なので、犬にから揚げを与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にからあげをおすすめできない理由」について解説していきます。

犬にから揚げを食べさせるのが危険といわれる理由

結論から述べると、ワンちゃんにからあげを食べさせるのは非常に危険です。

危険といわれている理由の大本は、からあげが揚げ物の1種であり、高脂肪で高カロリーな食品だからです。

ワンちゃんがから揚げなどの揚げ物を食べてしまうと、体重管理に問題が発生し、過体重や肥満、それに伴う健康問題(心臓病や糖尿病など)を発症するリスクが高まります。

また、からあげに含まれる油や調味料には、ワンちゃんの消化システムに負担をかけ、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。

特にニンニクや玉ねぎなどの食材は、ワンちゃんにとって有毒であり、これらの食材を含むからあげは絶対に与えてはなりません。

さらに、揚げた鶏肉の骨も危険です。

油で揚げた骨は脆く、飲み込んだ際に細かく砕け、鋭い断片が食道や消化管を傷つけるリスクがあります。

最悪の場合、これらの断片は内臓を穿孔し、命に関わる緊急事態を引き起こす可能性があります。

これらの、からあげはワンちゃんの健康に対して様々なリスクを持つため、ワンちゃんに与えることは避けるべきです。

犬がからあげを誤食したときに見られる症状


犬にからあげを与えると良くないのは、油が大量に含まれているからです。

食品によっては、ワンちゃんにとって有毒やニンニクなどの危険な食材をすりおろして使用してる場合もあります。

そんなからあげをワンちゃんが誤って食べてしまうとどのような症状を引き起こすのかについて、解説して行きます。

肥満

犬がその個体の適正体重を15%以上上回った場合、その状態を肥満と呼びます。そして、犬に肥満になってしまうと、足腰や内臓などに大きな負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまうかもしれません。

また、持病が悪化してしまう場合も考えられます。

それでは、肥満により発症したり、悪化したりする病気についてそれぞれ見ていきましょう。

関節炎

関節炎とは、関節に負担がかかって炎症が起こってしまい、慢性的な痛みが出てきてしまう病気です。

そして、犬に関節炎が起こってしまうと、けがをしてないのにも関わらず、痛みにより歩き方がおかしくなってしまうかもしれません。

椎間板(ついかんばん)ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板と呼ばれる部分に耐え切れない負担がかかってしまうことにより飛び出し、神経を圧迫してしまう病気です。

そして、椎間板ヘルニアが起こると痛みが起こってしまい、悪化してしまうと麻痺につながってしまうかもしれません。

そんな椎間板ヘルニアは、体重が増えて腰に負担がかかった状態で無理な運動をすることが原因のひとつであると考えられています。

呼吸器系の病気

肥満になると脂肪で気道が圧迫されてしまい、呼吸器系の症状が出てきてしまうかもしれません。また、もともと呼吸器系の症状があった場合にも、悪化してしまう可能性があります。

そして、呼吸器系の症状は一気に悪化してしまうこともあるので注意が必要です。

皮ふ炎

肥満により皮下脂肪が増えると皮ふがたるんでしわができるようになりますが、しわができるとその間に皮ふ炎が起こりやすくなります。

便秘

肥満になると、脂肪が腸を圧迫してしまうかもしれません。そして、腸が圧迫されてしまうと便の通りが悪くなってしまい、便秘になってしまうかもしれません。

糖尿病

糖分を過剰に摂取したりして肥満になってしまうと、血糖値を下げるインスリンの働きが鈍くなってしまい、常に血糖値が高い状態になってしまいます。

そして、血糖値が高い状態が続くと合併症状が出てたりしてしまい、命にかかわる症状が出てきてしまうかもしれません。

膵炎(すいえん)

高脂肪な食事によって膵臓に過度な負担がかかってしまうと、膵炎が起こってしまいます。

膵臓は強力な消化液である膵液を分泌しています。ちなみに、この消化液の中にはたんぱく質を分解する酵素も含まれています。そして、普通はこの消化液は膵臓から分泌され、十二指腸まで出てから消化液としての効果が働くようになっています。

しかし、膵臓に過度な負担がかかってしまうとこの消化液の効力が膵臓の中で解放されるようになってしまいます。そして、膵臓は主にたんぱく質でできているため、消化液が膵臓を溶かしてしまい、膵臓が大ダメージを受けてしまうのです。これが膵炎です。

ちなみに、膵炎になってしまうと食欲がない、嘔吐、よだれが多い、腹痛などの症状が起こってしまいます。そして、膵炎は命にかかわることもあるほど危険な病気です。

パニックや不安

ワンちゃんが食物を飲み込むときに問題がある場合、パニックや不安を示すことがあります。

特に、揚げた鶏の骨が食道に詰まったり、破片が内部を傷つけたりする可能性がある場合に見られます。

ワンちゃんに落ち着きがなく、息苦しそうに見えるなら、すぐに獣医に連絡しましょう。

消化器系の症状

からあげを食べた後、ワンちゃんが胃腸の問題を抱えることは珍しくありません。

これはからあげの高脂肪分と、ワンちゃんにとって適さない調味料によるものです。

これらの症状には、下痢、嘔吐、過度のガス、食欲不振などが含まれます。

食物中毒

からあげには通常、ニンニクや玉ねぎが含まれており、これらの食材はワンちゃんにとって有毒です。

これらの食材を含むからあげを食べると、ワンちゃんは食物中毒の症状を示す可能性があります。

これには、極度の下痢、嘔吐、呼吸困難、脱力感、血尿などが含まれます。

また、ニンニクや玉ねぎはワンちゃんの赤血球を破壊する可能性があるため、貧血の症状も見られます。

肥大性骨症状

揚げた骨をワンちゃんが飲み込んでしまうと、肥大性骨症状を発症する恐れがあります。

これは骨の断片が腸を傷つけたり、完全に閉塞する状況を指します。

この症状を発症すれば、手術を必要でワンちゃんの命に影響します。

もしも、食べ物を口にして飲み込むのが難しそうにしていたり、便通が滞っている場合は、すぐに動物病院に連れていきましょう。

小麦アレルギーを発症するリスクがある

からあげの衣には小麦が使われていることが多いです。

そのため、小麦アレルギーには注意する必要があります。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、小麦アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

からあげを食べたときの対処法


犬がからあげを食べてしまっても、少量なら何の症状もでないことがほとんどです。そのため、基本は様子見をするようにしましょう。ただ、もしからあげを食べた後に犬の様子がおかしくなってしまったら、動物病院へ連れていってあげたほうがいいでしょう。

また、犬がからあげを大量に食べてしまった場合も、念のため動物病院へ連れていってあげたほうがいいと思います。

そして、犬を動物病院へ連れていってあげるときには、いつどのくらい食べたのか答えられるようにすると速やかで正確な診療に役立ちます。

きなこ
きなこ
犬にからあげを与えると良くないのは、油が大量に含まれているからです。

犬が油を摂取しすぎてしまうと肥満や胃腸炎の原因になったり、消化不良や膵炎になったりしてしまうかもしれません。

そして、犬がからあげを食べてしまっても、基本は様子見で大丈夫ですが、大量に食べてしまった場合や様子がおかしかった場合には、動物病院へ連れていってあげたほうがいいでしょう。

からあげを食べるときは犬を遠ざけること

揚げ物の1種であるからあげには、大量の油が含まれていたり、味付けとしてワンちゃんにとって有毒なものが含まれているので、くれぐれも食べさせてはなりません。

飼い主が、からあげを食べる際は、ワンちゃんをケージに入れたりして誤食させないように手を尽くしましょう。

また食卓に運んだあと、飼い主の目を盗んで食べしまうこともあります。

その日のご飯がからあげというときは、ワンちゃんの目が届かないようにしていただくようにしましょう。

もしも、誤ってあらあげを口にしてしまった時は、無理に吐かせようとせず、すぐに掛かりつけの動物病院に連れて行って適切な処置を施してもらいましょう。

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